通信制限(低速)時にSkypeの音声通話・ビデオ通話・画面共有は可能か?

ビジネスでインターネット通信を利用する頻度が増えていますが、通信契約の内容によっては定められた通信量をオーバーして通信を行った場合、速度低下が起こることがあります。

また、通信量は気が付かないうちに使用量が大幅に増えることがよくあり、速度低下が起こることで不便な点が多々出てきます。

遠方の方との会議や打ち合わせを行うときに便利なSkypeですが、速度低下の状態で通信は可能なのか、また快適性はどうなるのかといったことについて触れていきます。

速度制限がかかってしまっても使えるのか

Skypeには音声通話機能だけでなく、ビデオ通話や画面共有、グループ通話といったさまざまな機能もあります。しかし、速度の制限がかかってしまうと、これらの機能を十分に活用できなくなるかもしれません。

機能によっては通信量が多くなることもあり、速度制限による影響を強く受けることもあります。速度制限を受けても通信はできますが、通常よりもつながるまでに時間がかかってしまうため、快適にSkypeの機能を使いこなせなくなるでしょう。

速度制限による変化

通信量オーバーによる速度制限を受けた場合、速度制限を受ける前とSkypeの使用状況がどのように変わってくるのでしょうか。

使用する通信会社によって変わってきますが、通信制限中の回線速度は128kbps、200kbps程度に制限されます。

Skypeのサポートページによると、音声通話が可能な最低ラインは30kbps、ビデオ通話・画面共有(通常)になると128kbpsを必要としています。

あくまでも数字の上での話ですが、128kbpsに速度制限がされた場合でも、音声通話や画質などにこだわらなければビデオ通話・画面共有もギリギリ問題はないと考えることが出来ますが、推奨されている回線速度(後述)には満たしていないため、何らかの影響が出ると考えられます。

まとめ

通信制限後でもSkypeが全く使えないわけではありませんが、不便さを感じ、快適に使用できなくなります。

Skypeを快適に使用するためには、音声通話なら通信速度100kbps、ビデオ通話や画面共有には300kbpsが推奨速度とされています。

速度制限中の128kbpsや200kbps程度の通信速度の端末を使用する場合、音声通話なら問題が生じにくいですが、それ以上の機能を使う場合には影響が出る可能性が高いので、速度制限のかかる端末を使用してのSkype会議を行う場合は十分に注意が必要です。

Skypeは音声や画面が途切れてしまうと使い勝手がかなり悪く、せっかくの業務効率化のために導入した意味が薄れてしまいます。業務をスムーズにこなすためにも、ヘッドセットやスピーカーを活用することをおすすめします。きっと、skype使用するときの利便性も向上することでしょう。