多くの企業が固定電話番号を使用していますが、これまでオフィス内でのみ活用されてきました。その結果、「テレワークに移行したいが、電話対応をオフィスに拘束されずに行う方法が必要だ」という悩みを抱える企業も増えています。このようなニーズに応える手段として注目されているのが、スマートフォンで固定電話番号の発着信が可能なサービスです。
スマートフォンを手に入れれば、どんな場所でも固定電話番号を利用して電話の受発信が可能になり、テレワーク中の社員や営業担当者などが電話応対しやすくなるでしょう。
この記事では、固定電話番号の基本やスマートフォンでの利用方法などを詳しく紹介します。
1. 03番号(固定電話番号)の概要
03番号は東京の市外局番で、主に東京23区から発信される電話番号を指します。これは東京23区内の家庭電話だけでなく、都内の企業の電話番号も03から始まります。
一方、一般的なスマートフォンの電話番号は「090」「080」「070」などから始まっています。これは個人利用には適していますが、ビジネスの場では個人と企業の電話番号を区別するのが難しいため、あまり適していません。
したがって、スマートフォンでも03番号などの固定電話番号を利用できる電話システムの導入が増加しています。
2. スマホで03番号を使う唯一の方法はクラウドPBX!
03番号の受発信をスマートフォンで行うためには、クラウドPBXを利用するのが最良です。通常、オフィスなどで固定電話を使用する場合、内外線を制御するためのPBX装置が設置されます。
クラウドPBXはこの機能をインターネット経由で提供できるため、物理的な装置が不要です。インターネット回線とパソコン、スマートフォンなどのデバイスがあれば利用でき、運用面やコストにおいて大きなメリットをもたらします。
2.1 電話転送サービスのスマホ受信は有料
電話転送サービスは、企業の電話を指定の固定電話に転送するサービスです。厳密に言えば、スマートフォンで受信は可能ですが、サービスの利用には料金がかかります。
例えば、NTT東日本・西日本が提供する転送サービス「ボイスワープ」では550円(税込)の費用が必要です。
また、この方法ではオフィス内の社員が電話を受け、それを担当者のスマートフォンに転送する必要があります。従って、オフィスに常駐する必要があり、完全なテレワークへの移行には向いていません。
更に、そのままでは03番号からの発信ができません。スマートフォンで発信すると、相手には自分のスマートフォンの電話番号が表示されてしまいます。これは企業の電話番号ではないため、相手に疑念を抱かせる可能性があります。そのため、電話に出てもらえない場合やビジネスチャンスの損失が生じる可能性があります。
こうした問題を回避するためには、固定番号をスマートフォンで使えるクラウドPBXサービスの導入が求められています。
2.2 クラウドPBXなら無料で可能
03番号などの固定電話番号をスマートフォンで受発信したい場合、クラウドPBXシステムの導入がおすすめです。03番号は社会的な信頼も高く、既に利用している企業も多いため、クラウドPBXを導入して番号を変更せずに利用できることは大きなメリットです。
クラウドPBXは、通信事業者が提供する光ファイバー網を利用した電話システムであり、これにより従来の固定電話番号も利用できます。
利用するサービスによって異なりますが、クラウドPBXなら03以外の固定電話番号の市外局番も利用可能です。したがって、既存の電話番号を変更せずにスマートフォンで固定電話番号の発着信ができるため、全国の企業にとってクラウドPBXはおすすめです。
新たに電話番号を取得することも可能
クラウドPBXを利用すれば、新たに固定電話番号を取得することもできます。クラウドPBXの場合、電話番号はベンダーを通じて取得します。
例えば、最近立ち上げたばかりのスタートアップ企業や、レンタルオフィスやシェアオフィスを使用している企業の場合、電話番号の取得が難しいことがあります。しかし、クラウドPBXを導入すれば、ベンダーが電話番号の取得を代行してくれるため、スムーズに取得できます。
どこにいても会社の電話番号で対応可能
クラウドPBXを利用してスマートフォンで発着信できれば、どこにいても会社の電話番号を使用して電話応対が可能になります。
従来のオフィス型システムでは、固定の電話機しか使用できませんでした。しかし、クラウドPBXを使用すれば、インターネット回線を介してスマートフォンやタブレット、パソコンなどのデバイスをビジネス用の電話として活用できます。
インターネットに接続されていれば端末の種類に制限がないため、出張先、外出先、テレワーク中の自宅でも電話応対が可能です。また、インターネット環境が整っていれば国外からの電話も可能です。
これにより、テレワークなど新しい働き方を促進するだけでなく、外出中で電話に出られないことによるビジネスチャンスの逃失を回避できます。
コスト削減にも寄与
スマートフォンで受発信できるようになれば、電話にかかる費用を大幅に削減できます。クラウドPBXは物理的な機器の導入が不要なため、大規模な導入費用が発生しません。
さらに、外部との通話を無料の内線に変更することで、電話代の節約にもつながります。
通常の転送サービスを使用する場合は転送料金が必要ですが、これを使用しないことでコストを大幅に削減できます。
3.「RemoTEL」なら03番号をスマートフォンで快適に利用可能
RemoTEL(リモテル)は、パソコンやスマートフォンでの発着信が可能なクラウドPBXサービスです。
03番号などの固定電話番号も利用でき、既存の代表電話番号を引き続き使用できるため、電話番号を変更する手間もかかりません。さらにRemoTELには以下の特長があります。
3.1 RemoTELのおすすめポイント
安定した回線のための独自サーバー
RemoTELはコールセンター品質の独自サーバーを使用しており、安定した回線が提供されています。スマートフォンやパソコンを利用しても、通話は固定電話と同様に安定しています。
また、自社データセンターでのメンテナンスや保守も実施しているため、顧客側でのメンテナンスは不要です。
03以外の地域番号にも対応
RemoTELは東京の市外局番である03以外の地域番号にも対応しています。東京以外の住所を持つ企業にとっても利用しやすいです。
4. まとめ
ビジネス利用においては、信頼性の高い03番号などの固定電話番号を活用する企業が多いです。しかしながら、オフィスに設置された固定電話を使用する伝統的なスタイルは、テレワークや営業などとの相性があまり良くありませんでした。
そこでおすすめなのが、スマートフォンで固定電話番号を利用できるクラウドPBXシステムです。クラウドPBXを使用すれば、インターネット回線とスマートフォンなどのデバイスがあれば、どこからでも電話応対が可能になります。また、既存の番号を変更することなく発着信ができるため、新たな連絡先を周知する手間もかかりません。
RemoTELは独自のサーバーによる安定した回線を提供しています。03番号以外の地域番号にも対応しているため、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。