ヘッドセットのノイズ対策(ノイズ除去)方法とは?
ヘッドセットを使用中に接続方法に関係なく、雑音(ノイズ)が入ることがあります。ノイズが入ることで通信相手の声が聞き取りづらくなる、音楽が視聴しにくくなり快適に使用できなくなりますがその原因や対処法について紹介していきます。
目次
ノイズが起こる原因
パソコンや端末にヘッドセットを接続するときはUSBケーブルを用いるか、Bluetoothにて接続するのが一般的です。どちらの接続方法でもノイズが入ることがありますがその接続方法によってノイズが起こる原因は異なります。
USBケーブルにて接続した場合にノイズが起こる原因は複数考えられます。端子の接続状況が悪くなっていることも原因の一つとして考えられます。
端末やパソコンの差し込み口にUSBケーブルを接続しますが、しっかりと端子が接続されていないとノイズが起こりやすくなりますし故障の原因にもなります。
さらにパソコン等の端末本体からのノイズで、ヘッドセットからもノイズが発生することもあります。
Bluetooth接続時に発生するノイズは、他の電波の影響が主な原因として考えられます。周辺でさまざまな電子機器を無線接続して電波が発生している場合、電波干渉が起こりやすくなりノイズが発生することがあります。
また接続方法に関係なく音を大きくしようと音量を上げ過ぎてしまうとノイズが起こりやすくなりということも言えます。
ノイズ対策
USBケーブル接続した場合のノイズ対策としては、しっかりと端末を差し込む、音量を適切に調整することでノイズ発生率を下げられます。
Bluetooth接続を行っている場合は考えられる外部の電波から影響を少なくするため、必要最低限の電化製品以外の製品の電源を切るようにすると良いでしょう。
またBluetoothは無線ですがヘッドセットと端末の距離が離れすぎてしまったり、ヘッドセットと端末の間に障害物があるとノイズが発生しやすくなりますので、できるだけ端末との距離を近くするか、見通しの良い状態にするようにします。
※参考:ノイズ対策もバッチリ。EPOS | SENNHEISERの高品質ヘッドセット ADPAT 160 USB II
ノイズが起こらないようにするには?
ノイズが発生すると快適に使用できなくなりますのでノイズが発生しないのが最も望ましい形です。
そのためにはまずは、上記のようなノイズが起こる原因を知っておくことが重要となります。
原因を知ることでノイズが発生しにくい環境を作れますし、万が一発生した場合でも迅速に対応できるようになります。
ヘッドセットのノイズを放置するデメリット
ヘッドセットのノイズレベルによっては放置することがあるかもしれません。
使用頻度は少なく使用時間も短いのであれば、支障がない程度のノイズは放置しても問題はないかもしれません。
しかし、毎日長時間連続で使用するとなると話は変わります。
社内の会議やクライアントとの会議、顧客対応などの業務においてノイズが発生しているヘッドセットを使用すると、コミュニケーションに支障が出るだけでなく、身体にも影響が出る可能性があります。
ここでは、ヘッドセットのノイズを放置するデメリットについて考えていきましょう。
聞き取りづらく意思の疎通が困難
ヘッドセットのノイズを放置するデメリットとして、聞き取りづらく意思の疎通が取りにくい点があげられます。
大切な会議の時にノイズで聞き取りづらくなると、重要なワードを聞き逃したり話についていけなくなったりする可能性が考えられます。
社内での会議や気の知れた同僚の場合は気軽に聞き返すこともできますが、タイミングを間違えるとその場の雰囲気を乱してしまうこともありえます。
たとえ、社内での使用に限定しているとしてもヘッドセットのノイズは少ない方が良いでしょう。
一方、クライアントや顧客の対応で使用する場合は、ノイズが少ない方がトラブル防止につながります。
何度も聞き返すことで気分を害されてしまう恐れもありますし、クレーム対応などをする場合はなおさら、繰り返し聞き返す作業は避けたいものです。
ヘッドセットのノイズをそのまま放置して仕事を続けることはビジネス上、業務上リスクが高いといえます。
音量を上げて聞き取ろうとすると耳に悪い
イヤホン難聴という病気を聞いたことはありますか?
イヤホン難聴とは「騒音性難聴」または「音響性難聴(音響外傷)」と呼ばれており、ヘッドセットなどを長い時間大きな音量で使い続けることで、音を伝える器官(有毛細胞)が徐々に壊れて起こる難聴です。
ヘッドセットに限らず、工場の機械音や工事音、コンサートやライブ会場などで大きな音を聞き続けることが原因で発症するといわれています。
少しずつ進行していくうえに初期症状はほとんどないので気がつきにくい疾患ですが、症状は進行していくので「気がついた時にはかなり悪化していた」ということもあり得ます。
また失った聴覚は戻らないといわれているので、なるべくヘッドセットの音量を下げることが大切です。
このように、ヘッドセットのノイズが原因で音量を上げて聞き取ろうとすることは、耳にとってかなり負担がかかります。
なるべく音量を下げて使用しこまめに耳の休憩をとることがイヤホン難聴を予防するためには大切なことです。
加えて、ノイズの少ないヘッドセットを選ぶことも重要なポイントといえるでしょう。
ストレスの原因にも
私たちは音楽を聴くことで緊張感を和らげたり、ガラスを引っ掻く音を聞いて不快感を覚えたりと「音」によってさまざまな感情を持ちます。
このような気持ちの変化から「音」は人の心や体を刺激してさまざまな感情を作り出しているといえます。
ヘッドセットのノイズはどちらかというと不快に感じる音に分類されるのではないでしょうか。
ノイズが意図せず聞こえてくることは不快な音を聞いていることに近いので、気づかないうちにストレスになってしまうことが考えられます。
そういった不快音も「無視できるくらいの集中力があるから大丈夫」と考える人がいるかもしれません。
しかし、人は突然聞こえてくる音に対して自動的に注意を向けられるような機能を備えています。
これは動物の危機管理能力の1つで、いち早く危険を察知するために必要な生理現象です。
ノイズを聞き流しているつもりでも脳は音として感知しているので、聞いている間は常に不快感を感じ続けているといえます。
こういった音のストレスを積み重ねていくと、身体に支障が出てくることが考えられますので、ヘッドセットのノイズはできるだけ少ない方が良いでしょう。
※参考: 耳を守る! 突然入ってくる大きな音を耳に届く前に音量低減させるActive Gard機能を搭載した EPOS | SENNHEISER製ヘッドセット IMPACT SC 260 USB MS II
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