マイク・スピーカーの周波数特性の見方とは

マイクやスピーカーのスペックの一つに周波数特性があります。

ではこの周波数特性とは何なのでしょうか?

 

 

■周波数特性とは

周波数特性とは、その機器の再生周波数帯域を示す数値になります。

簡単にいうと、その機器が再生をすることができる低音域から高音域を表す数値になります。

この際「○Hz~○kHz」のように表記されることがあります。

 

 

 

■○Hzは何を表している?

では上記で出てきた○Hzとは何を表しているのでしょう?

音は空気が振動して人の耳に届きます。

この時、1秒間に空気がどのくらい振動するかによって音の高さも変わります。

その振動する回数を表したものが「Hz」(ヘルツ)になるのです。

この数値小さければ低い音、大きければ高い音として人には認識されます。

例を挙げると「10Hz~10kHz」の周波数特性を持つとします。

これは低音域10Hzから高音域10kHz(10,000Hz)の周波数特性ということになるのです。

 

 

 

■スペック的に十分といえる周波数の範囲はどのぐらい?

では、マイクやスピーカーで十分なスペックを持つといえるにはどの程度の周波数の範囲があれば良いのでしょうか?

一般的に人が聞き取れる周波数帯域は、個人差はありますが「20Hz~20 kHz」と言われています。

 

ここで一度、実際の商品でこの周波数特性がどのように記載されているのを見てみます。

参考:http://www.jade-corp.jp/SP220

上記のスピーカーフォンにおける周波数特性は、「スピーカー:150Hz~15000Hz」となっています。

1 kHzは1000Hzと計算できるので、このスピーカーの周波数特性は150Hz~15 kHzになります。

人が聞き取れるとされる上限である20 kHzまでは届きませんが、この商品はその数値に近いところまで出ているため、比較的良好な音質とされています。

 

さらにここで最近よく耳にする「ハイレゾ対応」というものをご紹介します。

ハイレゾ対応とは40 kHz以上の高域が再生できるものを指し、実は低域に関しては規定がありません。

主に非常に高い音も再生できる機器とされており、高いスペックを持つ商品として扱われています。

 

ここで考えてほしいことが、上記でも述べた「一般的に人が聞きとれる範囲は20Hz~20 kHzと言われている」という点です。つまり、ハイレゾ対応商品の40 kHz以上の高域は、多くの人が聞き取れることができない音になるのです。

ではなぜ多くの人が聞き取れない40 kHz以上の商品が売り出されているのでしょうか。

一説として、音楽をやっている、また音楽鑑賞が好きで音響にとことんこだわりたい人に向けた商品と考えられます。

 

ハイレゾの音源データとして売り出されているものの代表例として、アーティストが自分のライブ音源を配信するケースが挙げられます。これにはアーティストの「より臨場感のある音質で自分たちの音楽を聴いてほしい」という意向が含まれています。

ハイレゾ対応商品はそのスペックゆえに再現できる高音質で、臨場感を味わいたいという需要があることが考えられます。

 

音が聞こえる範囲は人によって様々です。

その為、どのくらいの音質で満足できるのかは感覚的な部分が多く一概には言えません。

つまり、人が聞き取れることのできる「20Hz~20 kHz」が再生できる周波数の範囲があれば、聞くという事だけを考えれば十分ではあります。

しかし、より多くの満足を得たい場合にはハイレゾ対応のように人が聞くことができる周波数帯域よりも余裕を持った周波数の範囲を再生できる商品を選択することが望ましいと言えるでしょう。

 

 

マイク・スピーカーによって、発生する周波数は変化します。

また、人が聞くことが出来る周波数はそれぞれ異なるため、スペックだけで判断するのではなく実機で聞くことも大切です。

様々な会社ではヘッドセットやスピーカーフォンのレンタルを行っているので、自分に合った商品を探すことが大切です。