ヘッドセットのコードのねじれ解消方法

ヘッドセットのコードを始め、ドライヤーや掃除機などのコードもよくねじれて真っ直ぐな状態に戻らなくなることが多々あります。

そもそもなぜコードはねじれ、一度ねじれると簡単には改善されなくなってしまうのでしょうか。

自分で改善させる方法はあるのでしょうか。

コードはなぜねじれてしまうのか

元来コードは比較的柔軟に曲がる素材で出来ています。

コードの中には銅線が入っていて外側はビニールなどの素材で覆うことによって、中の銅線がねじれたり折れたりしてしまうことを防いでいます。中の銅線は一般的な針金などとは異なり、多少圧力をかけて曲げても癖づくものではありません。それは外側のビニールの被膜がそうなってしまう事を防いでいるからです。

従って、扱い方や使い方さえ間違わなければ、そもそも本来コードはねじれにくい仕様になっていると言えます。

にもかかわらず、何故ねじれてしまうのでしょうか。

考えられる原因として多いのは、「ねじれた状態のまま放置してしまっている」ことが挙げられます。

先述したように、本来コードはビニールなどに覆われているため、ある程度であれば簡単に癖がつかないように施されています。

しかし、こんなことはありませんか?

例えばヘッドセットのコードを、使用後本体に巻き付けていませんか?

それを毎回継続することで徐々にねじれていき、ゆくゆくはねじれたまま放置している、と同じ状況となってしまうのです。そしてそのねじれが深刻化すると銅線が折れてしまい、完全に壊れた状況になってしまうことも起こり得ます。

※参考: コードがねじれにくい。EPOS | SENNHEISER製のヘッドセット  ADAPT 160 USB II(テレワーク用)

ねじれたコードはヘッドセットに悪影響?

ヘッドセットのコードは細目に作られていますが、その中にある複数の銅線によって左右のスピーカーとマイクの通信が実現しています。

銅線一本ごとにそれぞれの役割がありそれぞれが正常に動作することでヘッドホン・ヘッドセットが機能します。他の家電に比べてコードは繊細である事も事実です。ねじれて傷んだコードは接触不良を起こしやすく、音が突然聞こえにくくなったりマイクが反応しにくくなったりする事にもつながります。

ねじれたコードを自分で直すのは自己責任

ねじれを直す方法はネット上で少し調べるだけでも解消方法を見つけることが出来ます。

そこでよく見かけるのが、「熱を加えて癖を付け直すことでコードを真っ直ぐな状態に戻す」といった方法ですが、利用しているユーザーがこのような方法を採ってしまうと分解や改造と見做され、メーカーの保証対象外となってしまいます。

見た目上改善はするので手っ取り早くねじれを解消したい場合は行ってもいいかもしれませんが、あくまでも自己責任において実施するという認識を持った方が良いかもしれません。

また、コードのねじれ以外にもコードは経年劣化によって少しずつですが傷んでいきます。その状況で無理にねじれをほぐして真っ直ぐ伸ばして直そうとすると余計にコードが傷んでしまうことも考えられます。

当たり前ですが、まずはコードがねじれないように注意して使用することが重要になります。

※参考: コードがねじれにくい上に防弾チョッキにも使われているKelvar繊維を使用した強力ケーブルを採用しているコールセンター用ヘッドセット。EPOS | SENNHEISER製のヘッドセット  IMPACT SC630 USB ML(コールセンター用)

まとめ

ヘッドセットのねじれは物理的に見れば破損に近い状況とも言えます。

自分でねじれとは逆方向に巻き直してねじれを相殺しようとしても、なかなか難しいのは実感されている方も多いのではないでしょうか。

あまりにひどいねじれで使用に影響がある場合は、上述した自己責任の上で加熱修正するか、新しいものを買い直すことも検討した方がいいでしょう。

新しいものを購入した際には専用の保護ケースに収納するなど、同じ轍を踏まないようにしてくださいね。

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