初めてのテレワークならUSBタイプの有線ヘッドセットを利用しましょう!USBタイプのメリット
在宅勤務をはじめとするテレワークは、今となっては珍しくない働き方の一つでしょう。 テレワークが一般的な働き方になりつつある今、オンライン会議などの非対面でのコミュニケーションも活発になってきています。 テレワーク中に音声を使ってコミュニケーションをとる際には、ヘッドセットがあると便利です。 しかし、ヘッドセットには様々な種類があり、どのタイプを購入すればよいか分からない人も多いのではないでしょうか。 今回はヘッドセットの種類と、テレワークで使用するならUSBの有線タイプをお薦めする理由についてご紹介します。
接続タイプ別ヘッドセットの種類
Googleでの検索数などを調査できるGoogleトレンドをみてみると、新型コロナウイルスへの感染が国内で流行し始めた2020年2月以降に「ヘッドセット」の検索回数が急増しています。 多くの企業がテレワークを導入した、導入を検討した結果ではないでしょうか。 ヘッドセットではなく、パソコンに内蔵されているマイクとスピーカー機能を使用することもできますが、キーボード音や生活音が入りやすいというデメリットがあります。 また、スピーカーがマイクの音を拾ってしまい、ハウリングを起こしてしまうこともあります。 これでは、テレワーク中のオンライン会議などで、重要な話を聞き逃してしまう懸念もあります。 ヘッドセットはこのようなトラブルを回避してくれます。 また、ヘッドセットはテレワーク中だけではなく、家族や友人とのコミュニケーションやゲームなどの娯楽にも使用できます。 さて、このように便利なヘッドセットですが、パソコンへの接続方法の違いによって「無線」タイプと「有線」タイプの2 種類に分類できます。
無線タイプのヘッドセット
無線タイプは、パソコンにケーブルを繋ぐ必要がありません。 主なメリットとして、以下の3点があります。 無線通信が届く範囲であれば、パソコンから離れて使用することもできます。パソコンから物理的に離れている資料を取りに行くときなどでも、ヘッドセットを外す必要がありません。 物理的にコードが邪魔になることがありません。そのため、テレワーク中のデスク周りをすっきりさせることができます。 断線の心配がありません。そのため、コードに関する部分での故障は発生しません。
一方、主なデメリットとして、以下の3点があります。
- 有線よりも音の遅延や音飛びなどが生じやすいです。
- 無線ヘッドセットは充電式です。使用時間に限りがあり、充電が切れたら使用できなくなります。
- 有線よりも価格が高めに設定されています。
有線タイプのヘッドセット
有線タイプは、パソコンとヘッドセットを付属ケーブルで繋ぐことで使用できます。 主なメリットとして、以下の4点があります。 有線は無線と比較すると音質が安定しています。そのため、テレワークでのオンライン会議中に音声トラブルが発生しづらいです。大切な話を聞き洩らす心配が少なく済みます。 パソコンにヘッドセットのケーブルを繋げれば、すぐに使用できます。初期設定などは必要ありません。 無線と比較すると有線の方が安価です。 無線よりも有線の方が種類が豊富です。そのため、重量や耳当たりの良さなど自分の好みに合ったものが見つかりやすいでしょう。
主なデメリットとしては、以下2点があります。
- コードが抜けてしまうと、機能しません。そのため、行動範囲が制限されます。
- コードがあるため、収納の際にコードを束ねるなど面倒を感じるかもしれません。
有線タイプヘッドセットにも種類がある
有線ヘッドセットのメリットとして、種類が豊富であるとお伝えしましたが、有線タイプは「ピンジャック」と「USB」タイプに大きく分類できます。 それぞれの特徴を見てみましょう。
ピンジャックタイプのヘッドセット
「ピンジャック」は、オーディオ機器で主に使われている接続端子で、複数の端子から構成されています。 映像・音声・左右用のスピーカーなど、各々独立したピンジャックが設けられています。 ピンジャックにはそれぞれ色がついていて、同じ色のプラグに繋ぐことでヘッドセットを使用できます。 主なメリットは、パソコン以外でも様々なオーディオ機器に使用できることです。 主なデメリットは、後述のUSBタイプと比べると音質が安定しないことです。
USBタイプのヘッドセット
「USB」は、パソコンに周辺機器を接続するための規格の一つです。 USBはパソコンの他に、スマートフォンやデジタル家電など様々な機器で設けられています。 USBタイプの主なメリットは、ノイズが入りにくいことです。 主なデメリットは、USBのヘッドセットはほとんどのオーディオ機器と接続ができないため、汎用性が低いことです。
USBタイプの有線ヘッドセットが初めてのテレワークに最適な理由
ここまで、様々なタイプのヘッドセットをご紹介してきましたが、初めてのテレワークにはUSBタイプをお薦めします。 主な3つの理由をご紹介します。
1.ノイズが入りづらい
前述しましたが、USBタイプはノイズが入りにくいというメリットがあります。 無線タイプは、電波干渉に弱く音飛びや遅延が発生しやすいです。 ピンジャックタイプも音質が安定しにくいと言われています。 これは情報通信にアナログ信号を使っているためです。 アナログ信号は少しでも変動が出ると、それが増幅してノイズとなって出現します。 一方で、USBタイプは情報通信にアナログ信号を用いず、デジタル音声を使います。 デジタル音声はアナログ信号よりも、ノイズが入りにくい特徴があります。 テレワーク中のオンライン会議やオンライン商談では、相手にクリアな音声を届け、かつ相手の話を間違えなく聞き取ることが重視されます。 そのため、ノイズが入りづらいUSBタイプが適しています。
2.パソコンとの接続が簡単
無線タイプは、パソコンにヘッドセットを認識させる必要があります。 パソコンの設定が苦手な人にとって、周辺機器との接続設定は難しいものでしょう。 テレワーク中は接続方法を質問する相手が近くにいないことも多いので、なおさらハードルが高く感じるかもしれません。 有線タイプなら、USBポートにケーブルを繋ぐだけなので誰でも確実に接続ができます。 パソコンにはUSBを接続するためのUSBポートがもともとついています。 そのため、テレワークのためにわざわざUSB接続機器を購入する必要もありません。
3.充電の必要がない スマートフォンを充電し忘れて電源が落ちてしまった、あるいは電池が切れそうになり焦った経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。 無線のヘッドセットも、スマートフォン同様に充電が必要です。 そのため、テレワーク前に充電をし忘れて、大事なオンライン会議中に電池が切れてしまう可能性も懸念されます。 また、残りの電池が少ないと気が付きハラハラすることで、オンライン商談の内容が頭に入ってこないかもしれません。 一度電池が切れてしまうと、ヘッドセットを充電するのに一定時間を要します。 その間に、ヘッドセットを使用することはできません。 テレワーク中は周りに社内の人がいないので、誰かのヘッドセットを借りることもできません。 USB・ピンジャックタイプともに有線ヘッドセットの場合は、そのような心配はありません。
テレワークならUSBタイプの有線ヘッドセットを利用しましょう
以上の理由から、テレワークにはUSBの有線ヘッドセットをお薦めします。 USBタイプは種類が豊富ですが、テレワークの性質上、声を届ける・聴くことを重視したモデルならさらに快適に使用できるでしょう。 テレワークの環境を改善することで、テレワークに関する悩みやストレスを軽減できるかもしれません。 これを機にUSBの有線ヘッドセットを用意し、より快適にテレワークに臨んでみましょう。