ヘッドセットが音を拾いすぎる場合の対策方法
ヘッドセットで通話をしようとしたときに相手側から「うるさい」といわれてしまうことがあります。このような「うるさい」といわれてしまう状況は限られており、対策がそれぞれで変わります。まずはどのような音が聞こえてしまっているのかを確認しましょう。
生活音や周囲の人間の声など周りの雑音が聞こえてしまっている場合
マイクには360度から音を拾うことに特化した無指向性マイクというものがあります。360度どこからでも音を拾ってしまう無指向性マイクでは息遣いからキーボードのタイピング音やその他環境音をどうしても拾ってしまいます。
この場合の対処としてマイク自体の感度を落とすという考え方がありますが、感度のみを落とす事が出来るヘッドセットはほとんどありませんので、マイクボリュームを絞るという事になります。この場合自分の声すらも拾われにくくなるデメリットがあります。
一方では、ノイズキャンセルマイクという周辺の音を拾いにくくするマイクが実装されているヘッドセットは多く存在している(コールセンター等で使用される業務用ヘッドセットなどはほとんどこのタイプ)
※参考: EPOS | SENNHEISER製高性能ノイズキャンセルマイク付ヘッドセット IMPACT SC 60 USB ML
※参考: ノイズキャンセルマイクの効果が分かる動画はこちら(1:30のあたりからご覧ください)
「ザー」や「ブーン」というようなノイズ音が聞こえる場合
ノイズが聞こえるという状況はマイクの感度が高すぎる以外にも以下のように様々な要因があります。
・電磁波による干渉
・接触不良
・複数の接続されたマイクの干渉
これらは一例です。マイク自体にも接続した機材側にもノイズを発生させる原因が存在します。問題を解決するためにはまずどこに原因があるか特定する必要があります。
マイク自体の性能不足によるノイズの場合
マイクの性能によっては普通にしゃべるような声では拾われず大きな声を出さないといけないものもあります。このようなマイクでも感度を上げることで小さな声でも拾うようにすることは可能です。
感度を上げると本来以上にマイクが音を拾うため、「ザー」というようなノイズから「ピー」という音割れも発生することがあります。ノイズであればノイズキャンセリングのついたオーディオデバイスで補強ができますが音割れであるなら感度の限界を超えてしまっているため、音を拾うことができません。
感度を限界まで上げても利用用途に耐えられない場合はその性能が足りているものを選ぶ必要があります。最近の商品であれば数千円のヘッドセットでもノイズが殆ど入らずに会話が可能なものがあります。
※参考: EPOS | SENNHEISER製高性能ノイズキャンセルマイク付ヘッドセット IMPACT SC 60 USB ML
まとめ
最近では携帯電話でもヘッドセットを活用して歩きながら通話をしている人も見かけるようになりました。マイクが音を拾いすぎてしまう、環境音がうるさすぎて聞こえないなどの状況も考えられるので街中など外部の音を拾ってしまうことが考えられる際にはノイズキャンセル機能がついたものを使用することをオススメします。
※参考: モバイル用途にぴったり。EPOS | SENNHEISER製高性能モバイルヘッドセット PRESENCE Glay UC