ヘッドセットは必要か?ヘッドセットが必須の状況とは

新型コロナウイルスの影響から、リモートワークを導入した企業が増え、WEB会議の頻度が増えたという人も多いでしょう。

WEB会議を行うために必要なアイテムの一つにヘッドセットがあります。しかし急遽リモートワークが開始されたためヘッドセットを準備する間もなく、いつもスマートフォンで利用していたイヤホンを間に合せで使っているという方もいるかもしれません。

WEB会議を頻繁に行うと、先方の声が聞こえ辛かったり、自分の声を先方が聞こえ辛そうにしているという状況に遭遇したことはありませんか。そういった方のために、WEB会議にヘッドセットをわざわざ用意する必要があるのかについて解説します。

WEB会議はヘッドセットがなくてもできる

ヘッドセットとは、先方の音声を聞くために必要なヘッドフォンと、自分の音声を先方に届けるために必要なマイクがセットになったもののことをいいます。パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレット、ゲーム機器など接続端子が合致すれば、さまざまな機器で利用が可能です。

最近は、無線のブルートゥースを利用して接続のできる無線タイプのも多く販売されています。しかし、実際はスマートフォンで利用しているイヤホンを使いまわしている方も多いでしょう。周囲に人が居なければ、パソコンのスピーカーで聞いても問題ありません。そして、パソコン本体にもマイクが搭載されているので、ヘッドセットがなくてもWEB会議を行うことは可能なのです。

多くの人はヘッドセットが必要かどうか問われたら、わざわざ準備することもないと答えるのではないでしょうか。

ヘッドセットは必要ではないがあると便利な理由

ヘッドセットを必要としなくても、WEB会議を行うことはできます。しかし、ヘッドセットはあれば便利であるツールである事は疑いのないところでしょう。

相手の声が聞こえやすい

ヘッドセットを使ってWEB会議を行うと、先方の音声が聞こえやすくなるという利便性があります。

自宅でリモートワークを行う場合、家族が居る人は話し声やテレビの音といった生活音が気になったことはありませんか。一人暮らしの場合でも、外の車の音や電車の音といった環境音が気になるといったこともあるでしょう。

また、会社に出社しなくても家から近いシェアオフィスに出社して仕事を行っているという人もいるかもしれません。その場合、周囲の話し声やパソコンのタイピング音など、気になることが多いでしょう。

そういった時、ヘッドセットがあれば周囲の音を遮断することができます。ヘッドセットによっては「アクティブノイズキャンセリング機能」といって、周囲の騒音をカットする機能が付いているものも多く販売されています。

※参考: EPOS | SENNHEISER製アクティブノイズキャンセル機能付ヘッドセット IMPACT SC 660 ANC USB

WEB会議で先方の音声が聞き取り辛いと、会議の進行がスムーズに行えないといったこともあるでしょう。そのため、WEB会議で先方の音声を聞こえやすくするためには、ヘッドセットがあると便利といえます。

自分の声を届けやすい

ヘッドセットを利用すると、WEB会議の相手に自分の音声を届けやすくなります。ヘッドセットに付属しているマイクは口元に近いので、自分の音声を拾ってくれます。そして反対に、周囲の音を拾い辛くなるのです。

またマイクによっては自分の呼吸音をカットしてくれる機能もあります。あまりないシーンですが、野外で利用する時に風の音もカットしてくれるという優れものです。

また、一定角度の音のみを拾うことができる「指向性マイク」の場合、音声をより相手に届けやすくなるでしょう。

WEB会議の先方に自分の音声が聞こえ辛いことは失礼なことはもちろん、先方が何度も聞き返すようなことがあっては、それこそ会議がスムーズに行えません。そこで自分の音声が先方に届きやすくなるヘッドセットがあれば便利です。

相手に伝える音はこんなに違います。ノイズキャンセルの効き具合を下記動画よりご確認下さい。(音声比較は1:30あたりから始まります)

登場しているヘッドセットはIMPACT SC 60 USB ML

WEB会議の内容が周りに漏れない

ヘッドセットを利用すればWEB会議の内容が周りに漏れるという心配がなくなります。 ヘッドセットを利用していない場合、パソコンのスピーカーを使うことになりますが、それでは周囲の人にも聞こえてしまいます。

一人暮らしや家族が周囲にいない自宅の場合でしたらあまり問題はないですが、家族が同じ部屋いる場合は家族はもちろん、WEB会議の相手も気にするでしょう。

シェアオフィスを利用している場合、WEB会議の内容が第三者に聞こえてしまうのは守秘義務の観点からも問題ですし、周囲の人の迷惑になるのでスピーカーの利用は不可というルールが設定されていることが多くあります。

ヘッドセットが必要かを判断するポイント

ヘッドセットをわざわざ用意する必要があるかどうか、どう判断すればいいのか悩むこともあるでしょう。ここでは仕事をする環境やWEB会議での状況に応じて、必要かどうかを判断するポイントをご紹介していきます。

仕事をする環境

仕事をする環境によって、ヘッドセットが必要かどうかを判断しましょう。

自宅でもシェアオフィスでも、周囲の音が気になる場合、ヘッドセットをすることで周囲の音が遮断されます。仕事をする環境で周囲の音が気にならない場合は必要ありませんが、気になる場合はヘッドセットは必要といえるでしょう。

自身がWEB会議に集中できるか

WEB会議中に、自分が集中できているかどうかでヘッドセットが必要かどうか判断しましょう。

ヘッドセットをしていることで先方の音声がよく聞こえるようになります。周囲に人がいないからとパソコンのスピーカーで聞くのと、耳元で聞こえるヘッドセットでは聞こえに大きな違いが生まれます。

ハッキリと音の聞こえるヘッドセットを使うことで、WEB会議に集中できるでしょう。

自分の声が相手に届いているか

WEB会議中に自分の音声がきちんと先方に届いているかどうか、実は気にしていない人が意外と多いのです。また先方にどのように音声が届いているのか、自分ではわかりません。先方が聞こえの具合をハッキリと伝えてくれるなら良いのですが、複数人参加者が居るWEB会議の場合「聞こえ辛い」と声を上げにくい人も中には居るでしょう。

しかし、ヘッドセットがあればマイクを通した声が先方に届くので、自分の音声が先方にきちんと届かないということはありません。スムーズに会議を行うためにも、ヘッドセットは必要です。

会社のルール

会社によっては、WEB会議でヘッドセットが必要と判断し、会社としてのルールでヘッドセットの利用を義務としていることもあるでしょう。

実際に顔を合わせて行う会議と違い、WEB会議では表情やニュアンスが伝わり辛く、誤解を招いてしまうかもという不安を抱くも人も居ます。そういった場合、ヘッドセットがあれば先方へ自分の音声をしっかりと届けられ、また先方の音声をしっかりと聞くことができます。

会社のルールでヘッドセットを必要と判断している場合、準備する必要があります。

ヘッドセットが必要か迷ったら現在の状況を見直そう

ヘッドセットが必要か迷ったら、現在の仕事の環境や状況を見直しましょう。会議だけでなく、仕事に集中し辛い場合も、ヘッドセットで周囲の音を遮断することで集中できるようになります。

また、WEB会議で先方に何度も聞き返される場合、ヘッドセットのマイクがあればスムーズに先方に音声を伝えることができます。周囲の生活音や環境音が気になったり、シェアオフィスを利用するのであれば、もちろんヘッドセットは必要です。

現在の状況を見直すことで、ヘッドセットの必要性や重要性に気が付くことができます。ヘッドセットを用意することで、快適なリモートワークの環境を整え、ストレスのないWEB会議を行えるようにしましょう。