ヘッドセットのコードのねじれ解消方法
ヘッドセットのコードを始め、ドライヤーや掃除機などのコードもよくねじれて真っ直ぐな状態に戻らなくなることが多々あります。
そもそもなぜコードはねじれ、一度ねじれると簡単には改善されなくなってしまうのでしょうか。
自分で改善させる方法はあるのでしょうか。
コードはなぜねじれてしまうのか
元来コードは比較的柔軟にまがる素材で出来ています。
コードの中には銅線が入っていて外側はビニールなどの素材で覆っていて、中の銅線がねじれたり折れたりしてしまうことを防いでいます。中の銅線は一般的な針金などとは違い、多少圧力をかけて曲げたところで癖づくものではないと言われています。外側のビニールの被膜がそうなってしまう事を防いでいるのです。
上記により、使い方さえ間違わなければ、本来コードはねじれにくい仕様になっていると言えます。
ではなぜねじれてしまうのでしょう。
考えられる原因として多いのは、「ねじれたまま放置してしまう」ということが特徴に挙げられます。
先述のように、本来コードはある程度であればビニールなどに覆われているため、簡単に癖がつかないように施されています。
しかし、思い出してみましょう。
ヘッドセットのコードを、使用後本体に巻き付けていませんか?
それをずっとし続けているとだんだんとねじれていき、ゆくゆくはねじれたまま放置している、と言わざるを得ない状況となっていきます。ねじれていき、状況が深刻化すると銅線が折れてしまい、完全に壊れた状況になってしまいます。
ねじれたコードはヘッドセットに悪影響?
ヘッドセットのコードは細目に作られていますが、その中にある複数の銅線によって左右のスピーカーとマイクが動いています。
銅線一本ごとに役割があってそれぞれが正常に動作することでヘッドホンとして活用ができるため、ほかの家電に比べてコードは繊細です。ねじれて傷んだコードは接触不良を起こしやすく、音が突然聞こえにくくなったりマイクが反応しにくくなったりもします。
従って、ねじれたコードはヘッドセットにとって悪影響と言えるでしょう。
ねじれたコードを自分で直すのは自己責任
ねじれを直す方法はネット上で、少し調べるだけでも解消方法が多く出ています。
その多くが「熱を与えて癖を付け直すことで真っ直ぐなコードに修正」といった方法ですが、利用しているユーザーがこのような方法を採ってしまうと分解や改造による保障対象外というルールに引っかかってしまいます。
ただ、見た目上改善はするので手っ取り早くねじれを解消したい場合は行ってもいいかもしれません。ただし、これはあくまでも自己責任において実施する、とお考えください。
また、コードのねじれ以外にもコードは経年劣化によって少しずつですが傷んでしまいます。その状況で無理にほぐして真っ直ぐ伸ばして直そうとすると余計に傷んでしまうことも考えられます。
まずはコードがねじれないように注意して使用することが重要になります。
まとめ
ヘッドセットのねじれは破損に近い状況とも言えます。
自分でねじれとは逆方向に巻き直してねじれを相殺しようとしても、それほど改善は見られないと考えられます。
あまりにひどいねじれで使用に影響がある場合は、新しいものを買い直すことも検討した方がいいでしょう。
その際は専用の保護ケースに収納するなど、同じ轍を踏まないようにしてください。