テレワークに使うヘッドセットの選び方|7つのポイント
レワークが当たり前のこととなってきている昨今ですが、テレワークの際に使用するヘッドセットは何を基準に選べばいいのでしょうか。
今後、テレワークがますます定着していくことを考えると、快適に長く使えるものを選びたいですよね。
この記事では、ヘッドセットの選び方について確認するべきポイントを紹介していきます。
【7つのポイント】テレワークに使うヘッドセットの選び方
テレワークで使うヘッドセットの選び方のポイントを7つご紹介します。
ご自身のニーズと照らし合わせ、快適に使えるヘッドセットの選び方の参考にしてみてください。
音質
ヘッドセットを選ぶにあたり、まず最初に考えたいのは音質です。
音質には接続方法が大きく関係しています。
有線接続の場合とワイヤレス接続の場合で違いがあります。
有線接続の場合、ステレオミニプラグとUSBでの接続方法のふたつがあります。
ステレオミニプラグで接続する場合は、信号をアナログからデジタルへと変換するため、音質が悪くなりやすく、またノイズも発生しやすくなります。
USB接続の場合はデジタル信号でのやり取りになるため、音質が安定してノイズが入りにくいという特徴があります。
よって、有線接続する場合には、USBポートがあるのならUSB接続を選んだ方がいいといえるでしょう。
ワイヤレス接続の場合はBluetooth接続となります。
多少接続が安定しなかったりデータが遅延したりすることもありますが、最新のヘッドセットであれば、ほぼ問題なく使用できるレベルになっています。
重量
ヘッドセットを装着した時に、あまり重いものだと長時間はもちろん、短い時間であったとしても違和感や疲労を感じてしまいます。
またカフェなどでテレワークをする場合の持ち運びにも、できるだけ軽い方が扱いやすいでしょう。
ただし、ある程度性能の良いものとなると、重くなる傾向にありますので、性能面も考えると軽すぎるものは避けたほうがいいかもしれません。
また、次で紹介する装着タイプによっても重さが違いますので、こちらも考慮してニーズに合った選び方を検討してみてください。
装着感
ヘッドセットの選び方として重量も大切なポイントですが、装着感も合わせて確認してみましょう。
テレワークなどである程度長い時間使う場合には、フィットしていないものだとストレスとなり、使い続けるのが難しくなってしまうかもしれません。
ヘッドセットには、オーバーヘッドタイプ、カナルタイプ、片耳タイプというように、いくつかの装着タイプがあります。
<オーバーヘッドタイプ>
昔から使われているなじみのあるタイプで、ヘッドバンドの両端にイヤーパッドが付いているものです。
イヤーパッドで耳を覆うものなのでフィット感が高く、イヤフォンのように耳の穴に挿入するのが苦手な人におすすめです。
イヤーパッドの大きさや素材、クッション性、通気性、頭や耳への圧迫が強すぎないことも選び方のポイントとなるでしょう。
<カナルタイプ>
耳を支えとしてイヤフォンを耳穴に挿入して使用するもので、ケーブルを首の後ろにかけて使用するネックバンドタイプや、ケーブルがなく左右分離型のタイプがあります。
遮音性が高く音漏れも少ないので、雑音の多い場所やカフェなどでのテレワークにおすすめです。
また、オーバーヘッドタイプのようなヘッドバンドがないので、頭や耳への圧迫感が苦手な人にもいいでしょう。
<片耳タイプ>
その名のとおり片方の耳だけで聞き取るタイプで、自分の声も自然に聞こえるために、話しやすいというメリットがあります。
オーバーヘッドタイプの片耳のみにイヤーパッドが付いているものや、少し大きめのイヤフォンを片方の耳に装着したり、耳にかけたりして使用するものなどがあります。
カナルタイプでは耳が痛くなってしまうような場合にもおすすめです。
マイクのノイズキャンセリング機能の有無
耳に届く音質を考えることも大切ですが、相手に音声を届けるためのマイク性能にもぜひ注目してみてください。
ヘッドセットは拾った音をデジタルに変換していきますが、その際に重要になるのがノイズキャンセリング機能の有無といえるでしょう。
ノイズキャンセリング機能にはCVC(クリア・ボイス・キャプチャー)とANC(アクティブノイズキャンセリング)というものがあります。
CVCは風切り音や、いわゆるノイズといわれる音をカットしてくれるタイプで、ANCは拾った騒音をデジタル処理し、その騒音と逆位相の音を発生させて騒音を消すという、より高度なシステムが使われています。
一般的にはANCのほうが、自然にノイズが消されていると感じる人が多いようです。
また、搭載されているチップの性能によってもノイズキャンセリングの精度が違い、ある程度高額の物にはより性能の良いチップが使われているのが一般的です。
ほかの使用機器との相性
ヘッドセットの選び方では、パソコンなどの使用機器との相性も考慮しましょう。
接続する機器によって接続方法が異なる場合があるので、対応している接続方法を事前に確認しておく必要があります。
先述のとおり、接続方法には、有線接続とワイヤレス接続の2通りがあり、有線接続には従来のステレオジャックに接続するタイプと、USBポートに接続するタイプがあります。
使用する機器側に受け口があるかどうかあらかじめ確認しましょう。
また、ワイヤレスタイプを使用したい場合には、Bluetoothに対応した機器であることを確認してください。
持ち運びのしやすさ
自宅だけではなくカフェやサテライトオフィスなどでテレワークをおこなうことも考えられますが、必要な機器の持ち運びは少しでも楽な方がいいのではないかと思います。
ヘッドセットもなるべくコンパクトで軽いものの方が楽ですし、故障や破損のリスクも低くなることが考えられます。
自宅以外でのテレワークも検討している場合には、持ち運びのしやすさも考えた選び方をおすすめします。
価格
ヘッドセットの価格帯は約2,000円程度~数万円までと幅広く、選ぶ際に悩むことも多いかと思います。
価格は、ノイズキャンセリング機能の有無や搭載されたチップの性能などによって変わります。
また、低価格なものには全方向から音を拾う全指向性というシステムが使われていることが多く、タイピング音など周りの音を拾いやすくなってしまいます。
テレワークで使う場合の性能面を考えると、あまり安いものではなく、ある程度高額でも高いスペックのものを準備しておいた方がいいでしょう。
テレワークに使うヘッドセット選びに迷ったら
テレワークの際に使用するヘッドセットの選び方について、7つのポイントを確認してきましたが、それでもどれを選んでいいか迷ってしまう際は、実際にテレワークで使っている人や、詳しい人の話を聞いてみるのがよいでしょう。
身近なテレワーク経験者に相談する
身近にすでにテレワークでヘッドセットを使用している人がいれば、選び方を相談してみるといいでしょう。
インターネットの口コミやレビューも参考にはなるかもしれませんが、最近は販売促進のためのやらせもあるようです。
身近な経験者の口コミであれば、安心して信頼することができるのではないでしょうか。
ヘッドセットに詳しい人に相談する
身近にテレワークでヘッドセットを使用している人がいない場合は、量販店の店員やヘッドセットの専門店の人の意見を参考にすると良いでしょう。
詳しい人に話を聞くと、より自分に合ったものがよく分かり、選び方の参考になるのではないかと思います。
ポイントを押さえてテレワーク用ヘッドセットを選びましょう
テレワーク用のヘッドセットの選び方について、ポイントをご紹介しました。
ニーズや好みによって選ぶべきものも違ってくるものですが、ぜひここで紹介したヘッドセットの選び方を参考に選んでみてください。