ヘッドセットに正しいつけ方はあるの?
ヘッドセットには正しいつけ方はあるのでしょうか。基本的には直感的に装着方法は分かる方が多いかと思いますが、ちょっとした事で快適さが変わってきます。
今回はヘッドバンドタイプの有線ヘッドセットの他に、Bluetooth(無線)タイプのヘッドセットの装着方法にも少し触れます。
ヘッドセットの装着方法
ヘッドセットを正しく装着しないと、「相手の声が聞こえない」「相手に声が届かない」「周りの音を拾ってしまう」という問題が発生しやすくなります。
また、長期にわたり正しいつけ方をしないと「頭が痛くなる」「ヘッドセットが壊れやすくなる」という問題にも繋がります。
基本的な事ですが、イヤーカップなどにある左(L)と右(R)のマークに従って正しい向きで装着してください。
向きが逆だとキレイに装着できず、耳に余計な負荷がかかります。(最近はマイクブームが360度近く回転し、イヤーカップの左右が違っていても同じ装着感の製品が出ていますが、左右の音が重要視されるゲームなどでヘッドセットを使用する場合はこのLとRは確認して装着した方がよいでしょう)
次に、ヘッドバンドは頭の脳天に軽く乗るように調整してください。
耳だけでつけようとすると、側圧が強くなったり、ズレやすくなったりして耳や頭が痛くなり、長時間の使用が困難になります。ただ、この場合、髪型の崩れなどが気になる方もいらっしゃると思いますので、その場合はイヤホンタイプやネックバンドタイプのものを選ぶのも良いかもしれません。
※参考: EPOS | SENNHEISER製 イヤホンタイプの無線ヘッドセット ADAPT 460
ヘッドセットの調整方法
マイクは口元と同じ高さになるように調節し、口角からおよそ指1本分位離れた位置で使用しましょう。
近すぎると製品によっては音割れノイズが発生しますし激しくなりますし、遠すぎると音を拾えなくなります。特にノイズキャンセル機能が実装されているマイクはその傾向が強くなります。
※参考: 超強力ノイズキャンセルマイク搭載 EPOS | SENNHEISER IMPACT SC660 USB ML
ちなみにマイクの位置を調整するときは、マイクの先端部分を直接つまんで動かすのではなく、マイクブームアームをつまんで動かしてください。
また、マイクのスポンジには鼻息や呼吸音のようなノイズが入らないようにする「風防」としての役割があるので、外れたり消耗したりしたらすぐに交換しましょう。
※参考: マイクスポンジ: EPOS | SENNHEISER製 ポップシールド PS 01
Bluetooth(ワイヤレス)タイプの装着方法
Bluetoothのヘッドセットは充電が必要ですが、デバイスとの接続ケーブル(コード)が不要であったり、コンパクトであったりと利点が多くあります。
最近ではワイヤレスのヘッドセットでも形状のバリエーションは多岐にわたります。以前からあるものは非常に小型な、5~6センチ程度の耳に装着するタイプの製品でしたが、最近ではネックバンドタイプやイヤーフックタイプでもワイヤレスの製品は増加傾向にあります。
最初にお話しした5~6センチ程度の製品については、その小さな形状にマイクが本体と一体になっていて、ものによっては骨伝導で音を拾う性能もついています。
※参考: 外で使用しても風の音や騒音を拾いにくいノイズキャンセル機能を実装している小型片耳ヘッドセット EPOS | SENNHEISER Presence Grey UC
見た目の装着感としては頬に沿って口に向かって装着することが一般的なようにも思えますが、骨伝導が備わっている製品については、その性能をしっかり使用するならば、口に向かってというよりも目や鼻に向かって、地面と水平になるように装着した方が良いと言われています。
ただ、Bluetoothのヘッドセットは製品毎の適切な装着方法に大きな差があるため、取扱説明書を読むことをオススメします。
ちなみに業務用のヘッドセットを正しくつけると、長時間つけていても耳や頭が痛くなりにくいと言われています。実際にコールセンターなど一日中装着しっぱなしの職場では基本的に業務用ヘッドセットが使われています。これらの製品は長時間装着を想定して商品開発されていますので、コールセンター出なくてもテレワーク等で長時間ヘッドセットをお使いになる方は、量販店で販売されているコンシューマ向け製品ではなく、業務用ヘッドセットを一度お試し頂くと良いかもしれません。
※参考: EPOS | SENNHEISER製業務用ヘッドセットはこちら
ヘッドセットは装着方法を理解して使用すれば、装着感の改善みならず、ヘッドセット自体も長持ちすることが多いと言われています。
是非、正しいつけ方を身に付けましょう。