ヘッドセットはヘッドホンとして使える?音質に差は?

ヘッドセットは周囲の音を遮って特定の音を聞くヘッドホン、声を届けるマイクが一つになったものです。

見た目上、ヘッドホンとほとんど変わらないものも多いですし、その上で音が聴けるならヘッドホンとしての使用も可能と考える人も多いでしょう。

結論から言えば、通話用のヘッドセットはヘッドホンの代用として使用可能です。適切な差込口にヘッドセットを差し込めば、スマートフォンやプレーヤーからの音楽を聴くことが出来ます。

ただ、音質についてなど、厳密な違いはどのようなところにあるのでしょうか。

ヘッドセットはヘッドホンと比べると音質は悪くなる?

通話用のヘッドセットの多くはモノラルのため、ヘッドホンに比べて音楽の再生音質は物足りなく感じる場合が多いかもしれません。—但し勘違いしやすいのが、音質が物足りない=音が聞き取りにくいということではありません。あくまで音の綺麗さを聞くためにチューニングされているわけではなく、「人の声」が聞き取れるように調整されているので音楽鑑賞用としては向いていないというだけなのです。

勿論、音質の良さを売りにするようなヘッドセットも販売されています。そういったヘッドセットはその多くがゲーム用として発売されており、低音や高音がどこから聞こえたかを教えてくれるステレオの7.1ch機能が搭載されています。

ヘッドセットのステレオとモノラルの違いは?

ステレオとモノラル。簡潔に説明をすると二つのスピーカーから同じ音が聞こえるのがモノラル。違う音がスピーカーごとに聞こえるのがステレオです。

また、録音された環境や再生する機器によってはステレオ対応のヘッドセットであっても左右から全く同じ音が聞こえることがあります。これは左右ごとに音が切り分けられていないために起こる現象です。

まとめ

ヘッドセットの用途は基本的には「会話」となります。そのため、ヘッドセットは「人の声」を
聞くことに特化した仕様となっています。ヘッドホンが持つ音楽鑑賞のための音質としては物足りないかもしれませんが、人の声の聴きやすさはステレオのヘッドセットよりもむしろ高いという事ができます。