テレワークに使用するヘッドセットは高音質でなければダメ?ヘッドセットの選び方
感染症の流行により、感染防止対策の1つとしてテレワークを導入する企業が増えました。一時的にテレワークを導入したつもりが、感染症の流行が長引いて長期間に及ぶようになった企業や、さまざまな人が働ける環境を実現できることが分かり、テレワークを勤務形態の1つとして選択できるようにした企業もあります。
これまで、テレワークで仕事をする際に自分の持ち物のヘッドホンやパソコン付属のカメラ、マイクなどで対応し、なんとか対応してきたという人も多いことでしょう。しかし、今後もテレワークが続くのであれば、より作業性の良いツールを使えば、もっと仕事の能率は上がります。
テレワークを今後も続ける方、長くテレワークで働き続けようと考えている方は、テレワーク用のツールや設備を整えることをおすすめします。本記事では、テレワークに使用するツールの中でも、ヘッドセットに特化してお伝えします。ヘッドセットは高音質でないといけないのかなど、その選び方についても一緒に考えてみましょう。
テレワークに使用するヘッドセットに求められるもの
ヘッドセットは、ヘッドホンやイヤホンなどの音を聞く機能と、話した音声を拾うマイクが一体となったツールです。オーバーヘッドタイプからイヤホンタイプ、耳掛けタイプなど、さまざまなヘッドセットが販売されています。
これまで、テレワークで手持ちのイヤホンやパソコンのマイクなどを使ってオンライン会議に参加していた方は、それぞれのセッティングを確認する必要がありました。ヘッドセットは一体型なので、このツール1つあればオンライン会議に参加できるので手間が省けます。
まずは、テレワーク用のヘッドセットに求められる性能について解説します。
よく聞こえること
テレワークに使用するヘッドセットに求められる性能のうち最も大切なのは、よく聞こえることです。
人間の耳が音を捉えると、脳内で理解可能なメッセージに変換します。音がはっきり聞こえない状態では、会話の相手の意図しないような捉え方をしてしまい、誤解の元です。音がよく聞こえなかったからといって、何度も聞き直すようなことがあっては、自分だけでなく話し相手の時間もムダにしてしまいます。
音声がはっきり聞こえる高音質なヘッドセットを選びましょう。
自分の声をクリアに伝えること
テレワークに使用するヘッドセットに求められる性能のうち、聞こえることと同様に大切なのは、自分の声をクリアに伝えられるかどうかです。なぜなら、聞こえない場合と同じで、自分の伝えたいことがなかなか伝わらなかったり、相手に勘違いをされたりして、お互いの時間をロスしてしまうことにつながるからです。
長時間使用しても疲れにくいこと
意外に盲点となりがちなのが、長時間使用しても疲れにくいヘッドセットであることが大切です。
店頭などでヘッドセットを選ぶ場合、長時間身につけたままで過ごしてみるという方は少ないでしょう。マスクなどと同様に、最初のつけ心地が良くても、長時間身につけているとその感じ方は変わってくるものです。 テレワークでオンライン会議を開く場合、1時間以上開催することはよくあることでしょう。
ヘッドセットの中でも、特にオーバーヘッドタイプのように重量があるものは、首への負担になることもあります。イヤホンタイプのものは、耳の穴に適した大きさでないと、耳が痛くなったり、かぶれなどの症状が出ることも。耳掛けタイプの製品は、耳に掛けている部分の皮膚に痛みが生じることもあります。
どうしても、高音質などの機能に目が行きがちですが、身につけるものなので重量や素材についてもよく確認しましょう。
移動が生じる場合は持ち運びしやすいこと
テレワークは、会社のオフィス以外で仕事をするという意味があり、在宅勤務のほかにモバイルワークやサテライトオフィス勤務も含みます。
例えば、営業職の方がテレワークをする場合、自宅から営業先へ直行することもあります。自宅に戻る前に営業の報告を済ませたいという時は、wifi設備を備えたカフェなどに立ち寄ることもあるでしょう。
自宅で使っているオーバーヘッド型の大きなヘッドセットを持ち歩こうとすると、かさばるのでバッグに収めるのはなかなか大変です。営業バッグがぎゅうぎゅう詰めな状態はスマートではないですね。
ヘッドセットの中にはコンパクトにまとめることができるものもあります。移動が生じる場合は持ち運びしやすいものを選びましょう。
テレワークに使用するヘッドセットの音質について
テレワーク向きのヘッドセットについて確認したところで、今度は気になる音質について解説します。
無線より有線の方が音質が高い
一般的に、無線を使ったヘッドセットよりも、ケーブルでPCなどの電子端末とつなぐ有線のタイプの方が高音質です。
無線を使うと、音声に人が気が付かない程度の遅延が発生することがあります。有線タイプは電子端末と直接つながっているため接続が安定しており、無線よりも高音質といえます。
しかし、テレワーク中のオンライン会議は、会議ツールや回線の影響で遅延が発生する場合もあるので、気が付かないほどの遅延は気にならないかもしれません。
ピンジャックタイプよりもUSB接続の方が音質が安定する
ヘッドセットと電子端末をつなぐのは無線よりも有線の方が高音質ではありますが、さらに有線のタイプによっても、その高音質の程度に差が出てきます。
有線の接続方法として代表的なのはピンジャックです。ピンジャックは、オーディオ機器だけでなく、PCやスマートフォン、タブレット端末などの電子端末とも高音質でつなぐことができる汎用性の高い接続方法です。
しかし、テレワークなどで有線で電子端末に接続するのであれば、デジタル信号をそのまま扱えるUSBの方が音質が安定する傾向にあります。
ノイズキャンセリングなどの機能の有無でも音質が変わる
無線もしくは有線についてお伝えしましたが、その他にもノイズキャンセリングなどの機能の有無でも音質が変わります。
ノイズキャンセリングは、周囲の音を「キャンセル」することができる機能のことで、音声をより高音質で聞くことが可能です。雑踏の中でモバイルワークをする方や、子どもがいる自宅でテレワークをする方でも高音質でやりとりできます。
必ずしも高音質でなければならないわけではない
これまでの情報から、テレワーク中に高音質な音声でやりとりをするには、有線タイプでノイズキャンセリング機能が付いたヘッドセットを選ぶといいでしょう。
しかし、高音質でやりとりするための機能を持った製品を選ぼうとしても、選択肢は山ほどあります。なぜならば、使用するシーンによって、必要とされる高音質のレベルが異なるからです。
例えば、音楽関係のプロが使うようなヘッドホンは細かな音も再現でき、非常に高音質です。PCゲームなどのゲーマーが使うヘッドセットもゲーム音楽を楽しむために高音質だったり、遅延が発生しにくいといった性能を持つものがあります。
テレワークにそこまで高音質のヘッドセットは必要でしょうか。オンライン会議や通話などで問題なくコミュニケーションが図れる音質のものであれば、十分です。
高音質なことも大切ですが、今後、テレワークで長くヘッドセットを利用していくのであれば見た目も大切です。見た目と高音質を兼ね備えた製品を1つ紹介します。
デンマークのコペンハーゲンに本社を置き、音響関係で115年以上の実績を持つEPOS社の製品「Presence Grey UC」は、耳掛け型で高いノイズキャンセル性能を持つ無線方式(Bluetooth)のヘッドセットです。専用ケースも付属しており、スタイリッシュに持ち歩くことができます。
自分の求める程度の高音質性能を兼ね備えたヘッドセットを探し、テレワークで効率良く仕事をしていきましょう。
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