ユニファイドコミュニケーションが可能なスピーカーフォンとは

最近、WEB会議などの遠隔会議を導入する会社が増えてきています。

それだけでなく、チャットや電子メール、電話、インスタントメッセージなどはビジネスに欠かせない物です。

その中でもWEB会議や電話会議といった通話を伴うツールにあると便利なのが、スピーカーフォンという機器です。

ここではユニファイドコミュニケーションが可能なスピーカーフォンについてご説明します。

そもそもユニファイドコミュニケーションとは?

電話や電子メール、インスタントメッセージなどの様々な通信手段をまとめて利用することができる、技術や仕組みのことを言います。

状況に応じて最適な手段を使い分けられるようにするものです。

ユニファイドコミュニケーションのメリット

前述の通り、ユニファイドコミュニケーションを導入すると、ビジネスチャットや電話、メール、インスタントメッセージなど多様なコミュニケーションツールを1つのプラットフォームでまとめて利用できます。

無駄な連絡を削減し業務スピードを改善する

連絡を取りたい相手がオンラインなのかオフラインなのか、退席中なのか、状況を一目で確認することができるので、どの連絡手段が最適なのか即座に判断できるようになります。

例えば、相手がオンラインで通話できるようであれば電話、席を外しているようであればメールやそのほかのチャットツールなどを選択し、すぐにコミュニケーションを取ることが可能です。

そのため、相手のレスポンスに左右されることがなくなるので、コミュニケーションの無駄を省いて業務スピードを改善することができるでしょう。

無駄な時間や経費を削減する

遠隔地にいる相手ともオンラインミーティングなどでコミュニケーションを取ることができるので、対面して行うこれまでの会議に必要だった移動時間や出張旅費を削減することができます。

オンラインミーティングはインターネット環境さえあれば開催できるので、会場の予約も必要ありません。

ニーズがあればすぐに会議を行うことができるようになります。

また、さまざまな機能をスマートフォンに置き換えることもできるので、固定電話やFAXなどを廃止して、通信費を削減することも可能です。

ユニファイドコミュニケーションを導入することにより、時間や場所やコストにとらわれることなく円滑で活発なビジネスコミュニケーションを実現できます。

柔軟な働き方が可能になる

ユニファイドコミュニケーションを提供する環境があれば、固定されたオフィスのデスクでなくとも業務を遂行することができるようになります。

自宅やサテライトオフィス、またはフリーアドレスのデスクでも円滑なビジネスコミュニケーションを実現できるので、柔軟な働き方が可能になるでしょう。

現在、政府は「テレワーク導入企業を2012年度比で3倍」「週1日以上終日在宅で就業する雇用型在宅型テレワーカー数を全労働者数の10%以上」とする政府目標を設定しています。

ユニファイドコミュニケーションの導入はその大前提とも言えるでしょう。

ユニファイドコミュニケーションのデメリット

良いことづくめに見えるユニファイドコミュニケーションですが、デメリットもあります。

ユニファイドコミュニケーション実現のためのツールを導入する手間が掛かる

サーバやプラットフォームの構築など、インフラの整備が必要になるため、コストや手間がかかってしまうことがデメリットと言えます。

しかし、近年、イニシャルコストは低価格化が進んでいます。

多くの会社が多様なシステムを提供しているので、多岐にわたる選択肢から最も適したシステムを導入することが可能です。

ユニファイドコミュニケーションスピーカーフォンのような周辺機器を導入すると、業務効率がぐんと上がりますので、検討してみましょう。

ユニファイドコミュニケーションが可能なスピーカーフォンとは?

通常のスピーカーフォンに比べ非常に性能が高く、パソコン・スマートフォン・タブレット端末など、様々なデバイスに接続することができます。

USBとオーディオ端子のどちらでも接続できるため、端末や会議のシステムにとらわれず、遠隔コミュニケーションを取ることができるマイクスピーカーシステムです。

また、通話の際のノイズやエコーを低減してくれるので、話しやすく聞き取りやすい会議を実現することができます。

ユニファイドコミュニケーションが可能なスピーカーフォンを選ぶ際のポイント

今、数多くのユニファイドコミュニケーションスピーカーフォンが販売されています。

用途に適したユニファイドコミュニケーションスピーカーフォンを選ぶためのポイントをお伝えします。

持ち運びがしやすい

いつでもどこへでも持ち運べるユニファイドコミュニケーションスピーカーフォンは「どこでもオフィス」を実現させることができます。

テレワーク中でも、オンライン環境下でデジタル端末とユニファイドコミュニケーションスピーカーフォンさえあれば、会議にクリアな音声で参加できます。

テレワークの場所を自宅のデスクからリビングへ変更する時にも、デジタル端末とユニファイドコミュニケーションスピーカーフォンを持って移動するだけと簡単です。

サテライトオフィスの中でもユニファイドコミュニケーションスピーカーフォンを使えば、クリアな音声でオンラインミーティングに参加することが可能です。

音質がよく音量も大きい

相手の声が聞き取りやすいユニファイドコミュニケーションスピーカーフォンは、コミュニケーションの相手がそばにいるかのように感じさせてくれます。

遠くにいる相手ともストレスなく会話をするには必須の条件とも言えます。

拡張性・接続性が高い

現在のビジネスシーンは、複数のデジタルデバイスを用いていることが多いようです。

スマートフォン、タブレット、PCとデバイスを問わず接続できるユニファイドコミュニケーションスピーカーフォンは、多様なコミュニケーションツールに対応できるので、フレキシブルな働き方を実現できるでしょう。

ゼンハイザー社のスピーカーフォンSPシリーズ

ゼンハイザー社の「SP20 ML」は、ユニファイドコミュニケーションが可能なスピーカーフォンです。

持ち運んで使うことを想定して、非常にコンパクトに作られています。

また、ミニプラグでもUSBでも接続することができるので、接続する機種を選ばないのが特徴です。

集音・スピーカーともに、音響設備で有名なドイツのゼンハイザー社のクオリティが集結しています。

これ一台に遠隔会議に必要な機能はすべて搭載されているといっても過言ではないでしょう。

ビジネスがグローバルになるにつれて、遠隔会議をする機会も確実に増えてきています。

遠隔会議を行う際は、スピーカーフォンなどの機器を利用して、スムーズなやりとりができるよう気を配ると良いでしょう。