在宅勤務を実施することへの課題
ITの進化により、在宅勤務(リモートワーク)という働き方が増え始めています。
在宅勤務のメリットや、課題を中心に紹介します。
在宅勤務(リモートワーク)とは
会社に所属していながら、毎朝出社して仕事をするのではなく、自宅などで業務をこなすスタイルを在宅勤務やリモートワークといいます。
以前は書類のやり取りや連絡の取りづらさなど、何かと不便な面も目立つ働き方でしたが、昨今のITの進化により解消されつつあります。
今はまだIT企業を中心に導入が進んでいますが、不動産業や製造業などにも広がりを見せています。
時間を有効活用できる
在宅勤務には基本的に通勤時間が存在しないので、有効に使える時間が増えます。
例えば片道1時間、往復2時間を業務に当てることもできますし、家事や介護に当てることが可能です。
通勤がないので、電車やバスなどの交通機関の遅れや、台風や大雪などの悪天候の影響も受けません。
人間関係に煩わしさを感じる人も、在宅勤務によって仕事に集中できる環境を作ることができます。
管理者側としては、優秀な人材が家庭の事情で出勤が難しい場合や、遠方に住んでいる場合でも、問題なく働いてもらうことが可能な点に大きなメリットがあります。
コミュニケーション不足
総じてリモートワークではコミュニケーション不足に陥りやすいのがデメリットといえます。
会社のメリットは人が集まっているため、軽い雑談や相談といった声かけがしやすい点にあります。
他愛のない会話からアイディアが生まれることもありますし、書類に残らないレベルの口頭で共有される情報を得るのも難しいです。
ITが発展したとはいえ、プロジェクトの進行状況や状況を細かく把握したいときも現状ではなかなか手間取ります。
近年はSkypeやスピーカーフォンによって、以前よりコミュニケーションが取りやすくなったので、上手く活用しましょう。
上司の目が届きにくい在宅勤務では労働時間の管理を自力で行う必要があります。
案外、休憩を疎かにしたり、必要以上に働いてしまったりすることがあります。
責任感があるのは良いことですが、働きすぎには気を付けましょう。