ヘッドセットは防水を選ぶべき?防水のメリット・デメリット
皆さんは普段電化製品を購入する際、何を重視して製品を選びますか?機能、価格、サイズ、デザインなど、様々な条件やこだわりがあると思います。
特に海や川、山といったアウトドアアクティビティが好きな方やスポーツが好きな方でしたら、「防水」機能のあるものを選ぶことが多いかもしれません。
最近ではカメラやスマホなど、身の回りのもので防水機能を備えた製品が増えているので、そういった製品をすでに使用している方も多いでしょう。
その他にも時計、ラジオ、スピーカー、ヒーターなど、防水機能のある製品にも様々ありますが、今回はヘッドセットについて詳しくご紹介していきたいと思います。
目次
防水ヘッドセット、使用できる範囲は?
一言に「水を防ぐ」といってもどこまでの機能があるのでしょうか。
雨や汗に強いもの、水中での使用ができるものなど、それぞれ性能に差があるため、自分が使用する用途によって製品を選ぶ必要があります。
防水・防塵性能を表す際、一般的に使われるのがIP(International Protection)コードです。
IPコードは機器の保護性能を表すための国際標準として制定され、日本でも日本産業規格(JIS)によって採用されています。
そのうち防水に関する等級のことをIPXと呼び、その程度によってIPX0(保護なし)からIPX8まで9段階に分けられ、数字が大きいほど高い防水機能があると言えます。
大体の目安として、雨や手洗いなど日常生活におけるあらゆる方向からの水滴からの影響を受けないとされるIPX4相当を生活防水とするのが一般的です。
ただし、IPコードは常温の真水を基準としているため、プールや海水、お湯などの条件下では同程度の性能が発揮できない恐れがあります。
そういった環境下で使用する方は注意が必要です。
日焼け止めやジュース、アルコール、洗剤の場合も真水の場合とは異なるので要注意です。
誤って洗濯してしまったり飲み物をこぼしてしまったりしまわないよう気をつけましょう。
また、最近では「骨伝導」技術を利用した、水中で使用できるヘッドホンも登場しています。
骨伝導とは、骨を通じて耳の内部に振動を伝え、脳に音を届ける仕組みです。
通常イヤホンで音を聞く際は振動を耳から鼓膜に伝えますが、骨伝導の場合は骨に直接振動を伝えるため、耳を塞がずに音を聞くことが可能です。
こめかみに装着するタイプの製品が多く、会話をしたり周囲の音を聞きながら音楽を楽しめると注目を集めています。
この骨伝導テクノロジーにより、水中で音楽を聞くことが可能となるのです。
ただし、Bluetoothは水中で使用できないため注意が必要です。
普段Bluetoothで音楽を聞いているという方は、ヘッドホンの内臓メモリーに音楽を入れることのできる、プレイヤー機能を備えたヘッドホン一体型の製品もあるので検討してみてください。
中には水中でのヘッドホンの使用が禁止されているプールもあるので確認が必要です。
防水ヘッドセットのメリット
保護性能の程度によって、ものによっては水中でも使用できる防水ヘッドセット。
それでは水に強いタイプを選んだ方が良いのはどんなシーンでしょうか。
メリットを見ていきましょう。
使用する場所を選ばない
まず第一に、どこでも使用できることが挙げられます。
防水性能が高ければ、屋内でも屋外でも、さらに水中でも使用ができます。
そのため、ジムでのワークアウトやランニングなど汗をかく場面で使用する方、プールなど水中で使用する方には特におすすめです。
また、工事現場や屋外競技場などの屋外で使用する方も、防水性能のあるヘッドセットであれば急な雨が降っても安心です。
反対に自宅でのテレワークやコールセンターといったオフィスなどでの使用がメインで、水がかかってしまう恐れがほとんどないという方には、あまりメリットが感じられないかもしれません。
故障・不具合の原因から「水分」を除くことができる
過去に家電製品を水で濡らしてしまったり、水没させてしまったりして壊した経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
テレワークやコールセンターなどの屋内で使用する場合でも、デスクで飲み物をこぼしてしまうのが怖い方には水に強いヘッドセットがおすすめです。
防水ヘッドセットはそうではない製品に比べて、水分での故障や不具合を防ぐことができるというメリットがあります。
ヘッドセットは精密機器ですので、ちょっとした水濡れでも故障してしまう可能性があります。
パソコンでの作業中に水をこぼしてしまっても、プールサイドで使用していて誤ってプールに落としてしまっても、防水なら故障しにくいので、水没による修理費用を考えれば少し値段が高くても水濡れや水没に耐えうる製品を選んでおくと良いでしょう。
防水ヘッドセットのデメリット
便利な防水ヘッドセットですが、デメリットはあるのでしょうか。
製品数が限られる
主にヘッドセットはオフィスや自宅など、水しぶきの恐れのない場所での使用が想定され、そもそも防水に対応した製品の数が少ないことがデメリットと言えます。
音質、ノイズキャンセリングやワイヤレスといった機能、色やデザイン、重さ、バッテリーの持ち、着け心地など、譲れないこだわりがあるという方にとっては、防水性能がある製品から選ぶとなると選択肢が少ないため、選びずらいという意見があるでしょう。
特にこだわりのない方には良いかもしれませんが、そうでない方は耐水機能と自分のこだわりのどちらかを優先しなければなりません。
価格が高くなりやすい
防水性能が高いヘッドセットは、水に対応していない製品と比較して価格が高くなりやすいことも欠点と言えます。
防水機能搭載のヘッドセットは高い技術やパッキンなどの水の侵入を防ぐための部品が必要なため、そういった機能のない製品と比較すると価格が割高になります。
防水機能が必須という場合は、ご予算内で使用目的に適したIPコード以上のヘッドセットを探す必要があります。
ヘッドセットは防水を選ぶべき?
ここまで防水ヘッドセットについて性能やメリット・デメリットを詳しく見てきましたが、果たしてどちらの製品を選ぶべきなのでしょうか。
それは「利用シーン」によります。
テレワークやコールセンター、自宅など、水の心配がない場所ではあまり必要のない機能と言えますが、キッチンや洗面台が近い場所で使用する場合は防水機能があれば万が一の時でも安心です。
屋外やスポーツで使用する場合には、雨や汗などの付着が考えられるため、防水機能があるヘッドセットの方ががやはり安心と言えます。
プールなど主に水中で使うという方は絶対に防水のタイプ、しかもIPコードに注目し、より性能の高い製品を選ぶようにしましょう。
防水も、非防水も、自分に合ったヘッドセットを探してみましょう
ご自身の使用用途を考え、防水が必要か必要ないかがわかったら、あとはご予算内でお好みのものを選びましょう。
最近はテレワークやオンライン会議の普及に伴い、様々な機能、デザイン、形の製品が販売されてきています。
仕事に趣味に、長時間使用することも多いヘッドセット。ぜひ、ご自身の利用シーンや好みに合ったヘッドセットを探してみましょう。