ヘッドセットの締め付けが痛いときの対処方法
ヘッドセットで耳が痛くなる主な原因
ヘッドセットを活用していると、耳が痛いと感じることもあるでしょう。
ここでは、その要因についてお伝えします。
ヘッドセットのイヤーパッドと耳の形・大きさが合わない
耳が痛い時の原因として、イヤーパッドが合っていない可能性があります。
人によって耳の形・大きさが違うため、イヤーパッドにも合う合わないがでてきます。
ヘッドセットは耳の上から装着し、耳を圧迫する状態で使用するため、なんとなく装着時に違和感を感じるようであれば、形や大きさが合っていないのでしょう。
そのまま長時間使用してしまうと、耳が痛くなってしまいます。
また、最近ではネックバンド型という、従来のように頭の上から装着するものではなく、首の後ろから装着できるヘッドセットもあります。
その場合は耳全体をイヤーパッドで覆う形でないため、耳全体の圧迫感はありませんが、耳の上部と後頭部で支える状態のため、使い慣れない方は違和感を感じてしまうかもしれません。
いずれにせよ、ヘッドセットを購入する時は、値段やデザインを優先して選んでしまいがちですが、「イヤーパッドの正しいサイズ選び」が大切です。
しっかりフィットすると違和感が少なくなるように設計されていますので、購入する時は自分の耳に合う形・大きさなのかを確認すると良いでしょう。
ヘッドセットのイヤーパッドが固い
ヘッドセットを装着した時にずれたり落ちたりすることが無いように、きつく締め付けて安定させようとしていませんか。
両耳を挟むように装着するので、イヤーパッドが硬いものだと耳が痛いと感じるかもしれません。
イヤーパッドはメーカーによって使用感や着け心地がさまざまで、素材やクッションの硬さもいろいろとあるため、好みに合わせて交換することができます。
イヤーパッドが硬いと感じる場合は、柔らかい素材のものに買い替えてみると耳が痛いと感じる頻度が少なくなるかもしれません。
ヘッドセットを長時間装着している
長時間ヘッドセットを活用することも、耳が痛い状況を生み出す原因となります。
勉強や仕事、家事などをしている時に音楽を聴いたり、テレビやゲームに夢中になったりと、使用時間が長引くこともあるでしょう。
外したり休憩したりすることなく長い時間使い続けると、同じ場所を圧迫し続けることになります。
また、大音量での使用が長引いてしまうとイヤホン難聴になることもあります。
耳の感覚が麻痺してしまうケースもあるため、要注意です。
ヘッドセットを長時間使用することは、耳が痛いと感じるだけでなく、難聴になる可能性もありますので、こまめに休憩を挟むと良いでしょう。
※参考: 長時間使用する事が多いコールセンターでも採用されている装着感抜群のヘッドセット EPOS | SENNHEISER社製 IMPACT SC630 USB ML
ヘッドセットの装着の仕方が悪い
ヘッドセットはただ付ければ良いと思っている方が多いかもしれませんが、それぞれの商品に正しい装着方法があることをご存知でしょうか。
耳が痛いと感じる原因の1つに、右左のバランスを正しく装着していない可能性があげられます。
一見同じように見えますが、ヘッドセットは左右が決まっている機種もあり、右耳・左耳それぞれの形にぴったりとフィットするように設計されています。
耳が痛いと思ったら、まずは左右が間違っていないか確認することが大切です。
また他の原因として、ヘッドバンドの長さが頭のサイズに適していないことも考えられます。
ヘッドバンドは頭の形に適した長さに調節できるようになっているので、耳の位置にぴったりするよう調節することで、耳が痛いと感じる頻度が少なくなるかもしれません。
このとき、ヘッドバンドがきつかったり緩かったりしても、耳が痛い原因になります。
このように、耳が痛いときは、左右の確認とバンドの長さを確めましょう。
参考: 自分の頭のサイズに合わせて柔軟に調整出来るヘッドセット IMPACT SC 60 USB ML
締め付けを改善する方法
ここまでご紹介してきたように、耳が痛いと感じる原因はさまざまです。
一つ一つ、痛みの原因と考えられることを見直し、原因にあった対策をしてきましょう。
ヘッドセットの側圧から耳の痛みが発生した場合、ヘッドバンドの長さを調節して、頭に触れることで耳への圧力が分散されます。
同時に、イヤーパッドを耳全体へ圧力が均一になるように調整すると良いでしょう。
耳が当たるパット部分に柔らかいクッションを交換するのも、効果的に圧力を緩和させることができます。
頭から耳にかけて痛みが伴う場合は、ヘッドバンドにクッションを追加すると効果的です。
クッションをマジックテープで装着すると付け心地が良くなることでしょう。
自分に合うヘッドセットを選ぶ
人それぞれ頭の大きさも形も異なります。
人によっては問題のないヘッドセットであっても、自分には合ってない可能性が考えられます。
バンドが伸縮できるものであれば調節できますが、調整が効かない構造のタイプも存在します。
プラスチックなど材質によってはバンドを無理に調整すると故障に繋がりかねない点に気を付けましょう。
両耳タイプではなく片耳用のヘッドセットを選ぶと、負担が少なく耳が痛くなることがなくなる可能性があります。
音楽を聴く目的ではなく、会議やコールセンターで使用するのであれば選択肢に入れることをオススメします。
音量が大きすぎると耳の中へのダメージが大きく、痛みが発生するだけではなく、ヘッドホン難聴という症状が発生します。
適正なボリュームではっきりと聞こえるようにするためにも、自分に合ったヘッドセットを選び、正しく装着しましょう。