ヘッドセットに欠かせない機能「ノイズキャンセリング」とは?

離れた場所でも会議ができるweb会議。
そのweb会議に欠かせないものがヘッドセットです。
中でもおすすめなのがノイズキャンセリング機能のあるヘッドセットです。
ノイズキャンセリングという言葉を聞いたことがあっても、そもそもそれがどのような機能か分からない方も多いのではないでしょうか。
この記事ではノイズキャンセリングとはどのような機能か、またその仕組みについてご紹介していきます。

■ノイズキャンセリングとは?

ノイズキャンセリングとはそもそもどのような機能なのでしょうか。
ノイズキャンセリングとはノイズ(雑音)をキャンセル(打ち消す)という機能です。
外部の音をシャットアウトするので、仕事をする時や勉強をする時など集中したい時におすすめの機能です。
音量を上げすぎずに音を聞き取ることが可能になるため、音漏れの心配も少ないのが特徴です。

■ノイズキャンセリングの種類と仕組み

ではなぜノイズキャンセリング機能のついたヘッドセットを使用すると、雑音をシャットアウトできるのでしょうか。
音は目には見えない波(音波)が空気を振動させ、人の耳に届き、音として聞き取ることが可能になります。
雑音の音波に対して、デジタル処理で遮音を行うか、物理的に遮音を行うかでノイズキャンセリングには2つの種類があります。

■アクティブノイズキャンセリング

雑音の音波に対してデジタル処理を行い、音を聞こえなくする仕組みがアクティブ(能動的な)ノイズキャンセリングです。
人が耳障りに感じやすい40~1,500Hzの音を低減させます。
雑音のような消したい音波に対して真逆の音波を発生させることで、雑音の音波を打ち消すのがアクティブノイズキャンセリングの仕組みです。

方法としてはヘッドホンに搭載されたマイクが雑音を収集して、ヘッドセットの中でデジタル処理を行い、雑音の音波と逆の音波を発生させ、ヘッドセットから流します。
そうすることで雑音を打ち消し、クリアな音声を聞くことを可能にするのです。
ヘッドホンの中には、アクティブノイズキャンセリング機能と外部のアナウンスや人の声などを聞くことのできる機能をあわせもったものがあり、外付けマイクと組み合わせることで、ヘッドセットとして利用することもできます。

例えばコールセンターで使用する際に、社内での会話をヘッドセットをつけたまま行いたい場合にはそのような機能があるものを導入するのがおすすめです。
外出先で利用する場合には外部の音を遮断してしまうため、車やバイクなどの音に気付きにくくなるため、注意しましょう。

後述するパッシブノイズキャンセリングと違い、デジタル処理によって音を遮音するため、若干ヘッドホン自体の電池の持ちが悪いのがデメリットです。
この機能をオフにすることで、電池の消費を遅らせることができるので、ヘッドセット単体で機能をオフにできるのか、アプリでしかオフにできないのか購入前に確認しておくと良いでしょう。
比較的ハイスペックなヘッドセットに搭載されているのが特徴です。

■パッシブノイズキャンセリング

音波が耳に届く前に物理的に遮断し、音を聞こえなくさせるようにするのがパッシブ(受け身な)ノイズキャンセリングです。
ヘッドセットの形状が工夫されており、耳に密着した際にずれにくくなっているのが特徴です。
ヘッドセットが密着していることにより周りの騒音が耳に届かず、遮音される仕組みになっています。
先述したアクティブノイズキャンセリングとは違い、物理的に音をシャットアウトする仕組みのため、電池を消耗する心配はありません。
ヘッドセットはアクティブノイズキャンセリングよりもパッシブノイズキャンセリングが搭載されているものの方が多いのが特徴です。

■ノイズキャンセリングとクリアボイスキャプチャー(CVC)は別物

ヘッドセットを購入する際にクリアボイスキャプチャー(CVC)とノイズキャンセリングが同義で商品説明に書かれていることがありますが、この2つは全くの別物です。
ノイズキャンセリングは自分が音を聞く時に外部の騒音をシャットアウトする機能です。
それに対し、クリアボイスキャプチャー(CVC)は通話をする際に、こちらの音声の環境音をカットする機能です。
ヘッドセットを購入する際にはこの違いに気を付けて機能をチェックしましょう。

■ヘッドセットにノイズキャンセリングは必要?

ではヘッドセットにこの機能は必要なのでしょうか?
結論から言うと必要です。
どのような場合に便利なのかご紹介していきます。

■ウェブ会議など相手とのスムーズな意思疎通が可能

特にリモートワークを行っている際はウェブ会議でのコミュニケーションが社内外でとても重要になってきます。
ウェブ会議中に相手の音声がうまく聞き取れなければ意思疎通はうまくいきません。
実際に顔を合わせない分、ウェブ会議で正確に相手が何を言っているかしっかりと聞き取り、有意義な会議を行うことが大切です。

■通話場所に縛られない(ある程度雑音のある場所でも仕事ができる)

周りの音をシャットアウトしてクリアな音で聞くことができるため、飛行機や新幹線など周りの騒音がうるさいところで移動中に仕事をしなければならない営業職の人におすすめです。
リモートワークでサテライトオフィスやコワーキングスペースで仕事をする場合の周囲の雑音、また在宅勤務で近くに他の家族がいて生活音が気になる人にも良いでしょう。
他にはコールセンターなどで複数人の人が周りで話しをしている状況で仕事を行う場合にもノイズキャンセリング機能があると便利です。

■CVCもあると快適

ウェブ会議を行っている場合に、相手のヘッドセットがどのような機能のものかわかりません。
こちら側のマイクにCVCがあれば、相手のヘッドセットがノイズキャンセリング機能がない場合でもクリアな音声が相手に届くため、快適にウェブ会議を行うことができます。

■ヘッドセットを購入する際はノイズキャンセリング機能をチェックして選びましょう

仕事用にヘッドセットを購入する場合にはノイズキャンセリング機能が搭載しているものを購入するのがおすすめです。
音質やデザイン、形状はもちろんですが、ノイズキャンセリング機能があるのか、そしてアクティブノイズキャンセリングなのか、パッシブノイズキャンセリングなのかを調べましょう。

ヘッドセットは片耳タイプのものや、オーバーヘッドタイプのもの、またゲームをする際にモンスターや敵の足音が前後左右からはっきりと聞こえるサラウンドに対応しているゲーミングヘッドセットがあります。
仕事だけでなく、私的利用をする方はそのようなものも検討してみると良いでしょう。
また仕事で長時間ヘッドセットを使う方は重さや自分の頭にフィットするかも重要なポイントです。
形が合っていないと仕事中にずれてしまったり、重さが重いと肩がこったりして思わぬストレスになることもあります。
無線と有線どちらも使えるヘッドセットであれば、外出先で充電が切れてしまった場合に有線に切り替えたり、オーディオ機器に接続したりすることも可能です。

価格帯も様々ですが、用途に応じたヘッドセットを購入することで、快適に仕事を行ったり、プライベートの時間に動画や音楽を楽しむことができます。
ぜひ自分に合ったヘッドセットを購入する際の参考にしてみてください。