USB接続とミニピンプラグ接続のヘッドセットの違い

パソコンなどの端末とヘッドセットを有線で接続する方法として、ミニピンプラグ接続とUSB接続があります。

どちらの接続方法を選ぶかの参考にするためにも、それぞれの接続方法の特徴や使用時のメリット、デメリットについて紹介していきます。

ミニピンプラグタイプのヘッドセットの特徴

ミニピンプラグとは多く用いられているオーディオ機器の接続端子のことです。

ミニピンプラグは複数の端子から構成されており、機器側の音声や映像、スピーカーなどそれぞれ独立したミニジャックとミニピンプラグを接続することでヘッドセットが使えるようになります。(最近は4極のミニピンプラグ1本で音声の入出力が実現出来るヘッドフォンや及びそれに対応する機器が主流です)

ミニピンプラグタイプのメリットのひとつはパソコン以外のさまざまなオーディオ機器にも使用でき、利便性が高いことです。

しかしオーディオ機器に接続して音楽を聴く場合は高い音質が期待できるのに対し、パソコンとヘッドセットを接続して使用する場合は、たとえヘッドセットの性能が高くてもアナログ信号を使っているためノイズが入りやすくなってしまうのが難点です。

ノイズが入りやすいということは、パソコンを使ってWeb会議などを実施する場合相手の声が聞き取りづらくなることも考えられます。パソコンに接続するときもイヤホン、マイクと二か所の端子が必要になります。(上述したように現在は1ヶ所接続のものが主流になっています)

参考: EPOS | SENNHEISERのミニピンプラグタイプのヘッドセット ADAPT 165 II

USBタイプのヘッドセットの特徴

パソコンをプリンタなどの周辺機器と接続するときに、その接続機器ごとに違う種類の接続方法を用いるのではなく共通の接続方式を採用したのがUSB接続です。

USB接続でパソコンとヘッドセットを接続した場合は、アナログ信号を用いないためにノイズが入りにくいのがメリットです。

ただしパソコン専用の接続機器ですから、その他のオーディオ機器で使用することは難しくなります。

また、USB接続できるパソコンの周辺機器はヘッドセット以外にも非常に多くあります。

キーボードやマウス、プリンタや、最近ではUSB経由でスマートフォンやWi-Fiルーターを充電するビジネスマンもいます。

そのため、パソコンに基本的についているUSBの差し込み口ではヘッドセットまで賄えない場合も、なきにしもあらずです。

もちろん、専用機材を接続することでUSB差し込み口の拡張も可能ですが、それを購入しなければなりません。

どちらを選ぶか迷った場合は用途や価格で決めるのもアリ

ミニピンプラグタイプとUSBの違いについてのポイントのひとつは「ノイズ発生の可能性」となります。

価格が幾分は安価なので、個人利用の場合においてはミニピンプラグでもいいかもしれませんが、ビジネスに利用に関しては音質が安定したUSBの方がお勧めです。

参考:EPOS | SENNHEISER ビジネス向け高品質ハイエンド USB ヘッドセット IMPACT SC 660 USB ML

ミニピンプラグタイプのヘッドセットをUSB接続で使用するには?

お手持ちのヘッドセットを買い替える予算がない場合や、使用感が良いため買い替えたくないという場合もあるかもしれません。

そのような時は、ミニピンプラグタイプのヘッドセットでUSB接続ができるアダプタを購入するのがおすすめです。

USB接続ができると、アナログ信号がデジタル信号になるため、ノイズの影響が少なくなり、Web会議やオンラインゲームなどで音

声が途切れるといったトラブルが減ります。

ここでは、ミニピンプラグタイプのヘッドセットをUSB接続するためのアダプタについて説明します。

USB変換アダプタを使用する

USB変換アダプタを購入することで、お手持ちのヘッドセットをUSB接続することができるようになります。

USB接続するためのアダプタは数百円~数千円以上と価格に幅があるので、予算に合わせて購入しましょう。 またUSB変換アダプタの中には、USB Type-AやUSB Type-Cなどの規格がありますので、機器や用途に合わせて規格を選ぶことがも大切です。

ちなみに、USB規格の違いは転送速度の速さです。

USB Type-Cは転送速度が10Gbpsで、USB Type-Aと比べると約20倍の転送速度といわれています。

USB規格によって、ヘッドセットの音声に影響が出る可能性が高いでしょう。

ノイズフィルター付き変換アダプタがおすすめ

最近ではAIを搭載したノイズキャンセリング技術を使ったUSB変換アダプタも発売されています。

クリアなオンライン音声通信を実現するためにノイズを最小限に抑えて、かつマイク性能を高められる点がポイントです。

USB Type-Cに変換できるアダプタが付属している場合、パソコンだけでなくスマートフォンやNintendo Switchなどにも使用できます。

また、コネクタ部分に上下の区別がない点や転送速度が速い点もUSB Type-Cのメリットですので、USB接続のための変換アダプタを購入する場合はおすすめです。

ミニピンプラグタイプとUSB接続のどちらかに決めきれないなら

ヘッドセットをパソコンに使用するだけであれば、ミニピンプラグタイプとUSB接続で悩むことは少ないかもしれません。

パソコンの周辺機器でUSB接続部を使い切ってしまうのであればミニピンプラグタイプを選び、そうでなければUSB接続を選択することが多いでしょう。

しかし、パソコンだけでなくスマートフォンやPS4、Nintendo Switch、その他のオーディオ機器にも使用することを考えているのであれば、どちらか決めきれないということもあり得ます。

ここでは、そういった悩みを持つ方におすすめのヘッドセットをご紹介します

中には両方付属するヘッドセットもある

ヘッドセットの中にはミニピンプラグタイプとUSB接続の両方を付属するものがあります。

一種類のインターフェイスしかないために、複数の機器が同時に使用できないと悩んでいる人におすすめです。

ミニピンプラグやUSBなどを接続する有線タイプのヘッドセットは、音ズレや音の途切れが少ない点がメリットです。

デメリットは、コードの長さの範囲までに移動が限定されたり、パソコン周りの物を取るときに邪魔になったりする点があげられます。

ワイヤレスタイプのヘッドセットを選ぶ

ミニピンプラグタイプとUSB接続のどちらかで悩んでいるのであれば、どちらも選ばずにワイヤレスタイプを選択するという方法もあります。

ワイヤレスタイプのヘッドセットは、Bluetooth対応の機器で使用できます。

メリットは、コードがないので自由に動ける点や持ち運びが便利な点でしょう。

デメリットは、音声と映像の間に遅延が発生してしまうので、わずかなズレが影響するような作業で使用する場合はワイヤレスタイプのヘッドセットは向いていません。

また、Bluetoothに対応していない機器には使用できない点もデメリットといえるでしょう。

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